上空から見た新幹線

鉄道トラブルのニュースを見て思う

2017/12/26 web

最近、設備の故障や整備不良で、電車が止まるというニュースを頻繁に聞くようになってきました。

先日も、博多発東京行きのぞみ34号(N700系)の台車に亀裂や油漏れが見つかったトラブルが、新幹線で初の「重大インシデント」に認定されたというニュースが流れました。

NHKでも、鉄道トラブルが相次ぐ 3つの理由というテーマで、特集が組まれていました。

    1. 設備の老朽化

最近、設備の故障や整備不良で、電車が止まるというニュースを頻繁に聞くようになってきました。

先日も、博多発東京行きのぞみ34号(N700系)の台車に亀裂や油漏れが見つかったトラブルが、新幹線で初の「重大インシデント」に認定されたというニュースが流れました。

NHKでも、鉄道トラブルが相次ぐ 3つの理由というテーマで、特集が組まれていました。

      1. 設備の老朽化
      2. 保守現場の「技能」の低下
      3. 設備・路線の複雑化

この3つが、主な要因として考えられるそうです。

その中で、2の保守現場の「技能」の低下について、考えてみます。

 

保守現場の「技能」の低下の理由

技能の低下が起こる理由は、鉄道会社内で、上の年代から下の年代へ技術や知識がうまく通わたっていないということだそうです。

背景に、「鉄道の技術は、経験工学的なものが多く、先輩から教わり、仕事の見方や探り方を身につけていくことが必要」ということがあるようです。

日本文化もその背景の要因だと考えます。「見て覚える」や「技術を盗め」など、口承や体験から覚えることが重視されていて、記録として技術を残さなくても伝えてきたという習慣が邪魔をしているのではないでしょうか?

この解決には、記録を残し、データベース化することがよいと思います。

 

社内ブログを使えば?

wordpressなどを利用して、ブログの記事として技能を残していけば、データとして蓄積されて、後世にも残しやすくなります。カテゴリーやタグでまとめて、必要な情報を引き出しやすくすることができます。

技術者さんの中には書くことが好きな人だっているのではないでしょうか?現場での記録は、スマートホンやタブレットを使い、写真や動画でも残せます。実際使われているはずです。

ブログ管理者を置き、ルールを持ち、運用していけば、それほどお金をかけずに、この問題の解決につながると思います。

 

検索すれば答えが提案される。

データベースさえ構築されれば、あとは知りたい時に検索するだけです。ベテランさん方がしっかり記録を残してくれていれば、新人さんが「あれどうったかな?」と思い、検索したときに解決事例が提案されます。

どのような会社でも、技術や知識、トラブル事例記録など、共有したり後世に残していきたいことがあるはずです。そんな時に、ブログを利用することを考えてみてはいかがでしょうか?失わずに済む資産を大切に繋いでいくことができ、すべての人が同程度の知識を得ることになると思います。

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